2018/01/20

    

 
今年初めての舞台は「かがみのかなたは たなかのなかに」。不思議な感覚でストーリーに引き込まれていった序盤、笑えるシーンがあってコミカルな喜劇かな?と思ったら、なかなかダークな一面も。ポップな要素とシリアスな要素がまぜこぜ、言葉も鏡でときどきあべこべ。そして終わってみたらなんだかズシっときている自分。(隣にいるパートナーも。)
 鏡に映ったわたしはわたしだけど、でも鏡だからもしかしたら自分と反対の面だったり(ポジティブとネガティブ)、普段は隠してある本当の部分(本音と建て前)だったりするのかもしれない。クライマックス、こう来るとは思わなかった、人間のいろんな面がいっぱい見えてきてぐーるぐる。ファンタジーなんだけど、なんだか怖い。そういう面白みがあって、出演される方たちはもちろん音響、照明、衣装、セットなどすべてがこのお話をドキドキワクワクさせてくれた。子どもにも向けたこの舞台は、子供がみたらどんなことを想像するんだろう。大人はどんな感想なんだろう。話してみたい。
 そしてこのお話を書いた長塚さんの想像力ってほんとすごい。