2019/01/25

涙が出るほど嬉しかったこと

昨日は咳がひどくて病院へ行き薬を処方してもらった。今日はその薬のおかげで咳は随分楽になってきたが午後から胃が痛くなってきて帰宅してからも治まらなかったので食事を取らないことにした。納品の唐辛子魔除けスワッグをお渡ししてからしばらく本を読んだり、ネットサーフィンをしていた。それから身体をリフレッシュさせようと湯船にお湯をはり、友人からお土産でもらった草津の薬草入浴剤を入れて温まった。胃が痛いのは少し緩んでも何かを食べたい感覚がない。ただ、断食効果か妙に思考がクリアというか、やっと今スタート地点に立って、物事を考え始めれそうな感覚。

ソファに座りながら横に目をやると、菊が花瓶にもたれかかりながら少しだるそうにしているように見える。ストーブをつけると部屋の中がすっかり暖かくなってしまい、昨年末からいたこの菊もいよいよ頭が重たくなってきたようだ。
花は茎が大事、と尊敬する方が言っていた。よく見ると茎に元気がなくなっている。花の姿はそれほど変わっていなかったのに。

見えることと見えないこと。
普段言わないけれど、わかっていたり考えてくれていたりするかもしれない。
そんな風に昨日ぶつかってしまった相手のことを考えていた。

そう思っていたら、とっても大好きなお花屋さんのオーナーの方からメールのお返事がきた。
今、涙が溢れているけれど、綴っていた途中だったので勢いに任せて書いてしまおう。

移転される前の、小さなお店に行ったのは今から6年(もっと?)くらい前だと思う。花束を作るワークショップ。好きなお花を選んで、束ね方を簡単に習って、あとは自分が納得するまでやってみた。何が正解かわからなかった。でも花の力なのか、ずっと来たかった場所に来れた嬉しさで舞い上がっていた。できたらエコゼリーで保水して茶紙でラッピングしてもらった。憧れの人で、恥ずかしくて、あと自分が花をやっていくことも、そもそも自分自身に自信がなさすぎて、全然話せなかった気がする。
それからいつもその方のブログを読んだり、HPを見たりして勇気をもらいながら自分がやりたいことってなんだろうと考えて、夢中で花を触っているうちにいつの間にか声をかけてくれる人が出てきて、とにかくがむしゃらで、作るのもオーダーの内容から自分のフィルターで想像するのも楽しくて仕方なかった。その当時の純粋な気持ちだけでは今はできていなくて、でもそれって当然のことかと思うけれど、いろんな意見や考えの中に溺れてしまいそうで、ついにその方にメールをしてしまった。

こちらの事情は詳しくわからなくても、丁寧なお返事とエールが伝わってきて本当に嬉しかった。
私はこの今日のスタート地点から諦めずに自分に後悔しないで生きることに純粋になっていこうと思う。


 12月末からある菊。