2019/02/20

香り × オペラが最強説?

人の脳は自分のことを認知できるのは3%なのだそうだ。残りの97%の中に無意識の本音が隠れていると言われていることを知った。無意識の中にある、自分が本当にくみ取りたい本音をどうやってキャッチしたり自分の行動におきかえていけるのだろうと思っていたときに、そもそも直接脳に働きかけることがいいのだと気づかされることがあった。

テレビを見ない(そもそも家にない)わたしは、(...つまり現在放送中の富山第一銀行さんのCMに出演させていただいているにも関わらずテレビではみる機会がない。ちなみにyoutubeにアップされていることを友人から聞いた。)このごろポッドキャストにはまってよく聞いている。興味深かったのがマウス実験で音楽を24時間聞かせたところ、「椿姫」(オペラ)を聞いたマウスの心臓は長く動き、昭和の名曲やHIPIHOPではそうはならないそうだ。音楽や匂いなどを繰り返し体に染み込ませることによって体内にこうした変化が起きるとその研究された先生が言っていた。本人がこうなろう、と思ってなれるものではないのだ。

五感の中でも嗅覚は直接脳に働きかけると言われている。このことを教えてくれたのは香りを愛する友人からだ。香りの情報は大脳辺縁系というところにダイレクトに届く。大脳には古い皮質と新しい皮質があり、香りは古い皮質に結びついている。ここが、人間の本能や喜怒哀楽などの情報を支配していると言われている。新しい皮質は思考や記憶と結びつき、理性が働くのはこちら側だ。大脳のうち、90%以上は新しい皮質で占められているのだそうだ。

そうなると、10%未満の大脳辺縁系の古い皮質のうちの97%はまさに無意識の無自覚のゾーン。(そんな単純な計算なわけないだろうって思ってしまうけど)香りとオペラ。この組み合わせ面白そう。